Nature Around Takarazuka

兵庫県宝塚市周辺の自然や、川柳などの雑記帳

イワツバメ

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イワツバメ 2020年2月1日 兵庫県宝塚市

 

 この不鮮明な写真、イワツバメで合ってますかね?

 先ほど、自宅で洗濯物を干している際に空を見たら、10羽程度が飛んでおりました。まともな写真は撮れませんが、一応証拠として。

 一月中から見られるそうなので、特に早い訳ではなさそうですが、やはりこの飛び方を見ると春を感じ嬉しくなります。ツバメはいつ頃帰ってきてくれるかな?

 

Bridge Over Troubled Water 明日に架ける橋


Bridge Over Troubled Water (Live at Carnegie Hall, NYC, NY - November 27, 1969 - Audio)

 

 少し前に書いた通り、私は50歳になった。1970年生まれである。

 20代の頃だったか、ラジオを聴いていると、自己紹介の際に「ビートルズが解散した年に生まれました」と言う人がいて、「やられた!!」と思った記憶がある。私もそれ使いたかった・・・

 でもまあ、70年という年は、他にも大きな動きがあったし、歴史的名盤・名曲の宝庫でもある。ビートルズ解散以外のネタを使うことも可能です。そして今年は、それらの50周年記念リリースやイベントが、たくさん行われるらしい。洋楽ファンにとって、心躍る一年となるのは間違いなし。

 

 さて、わが敬愛する音楽評論家・萩原健太氏のブログ記事で知ったのだが、アルバム「明日に架ける橋」50周年の記念として、その前年の未発表ライブ音源がリリースされたそうだ。

 

kenta45rpm.com

 

で、これ、何が素晴らしいかと言うと、まだアルバムが世に出ていない段階なので。先行シングルとして既発だった「ボクサー」以外、どの曲も観客にとっては聞いたことのないまっさらの新曲。特に「明日に架ける橋」とか、“これも新曲です…”というMCとともに歌い出されたときは、まあ、知らない曲だし、当然、観客もたいした反応を返しはしないのだけれど。

ポール・サイモンが紡いだ旋律と歌詞、そしてそれを綴るアート・ガーファンクルの歌声が少しずつ少しずつ会場全体に行き渡っていって、観客の心を動かして、やがて歌い終えた瞬間、嵐のようなアプローズが巻き起こる。名曲が誕生した瞬間を今まさに体験しているんだ、という感動がカーネギー・ホールを包み込んでいる様子が今回の音源からも感じられて。胸が震える。

時を超える感動というのは、あるね、本当に。

 

 萩原氏の文章も気合が入っていて素晴らしいですね。さすが!

 その「時を超える感動」を味わいたくて、先ほどから繰り返し聞いております。胸が熱くなります、本当に。何百回、何千回と聴いた曲に、改めて心を揺さぶられる感覚。大袈裟ではなく、生きていてよかったと感じます。

 この年になって、パクリのネタを口外することはせぬつもりだが、「Bridge Over Troubled Water」が公式発表された年に生まれたのは、私のひそかな心の支えです。生き続ける限り、この曲に励まされることでしょう。60周年、70周年と、時を共有できますよう、私も頑張らなくっちゃ!

 

 

ナガバタチツボスミレ

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ナガバタチツボスミレ 2020年1月25日 兵庫県宝塚市

 

 信濃川日出雄山と食欲と私」というマンガがある。最近、ちょこちょこと読んで楽しんでおります。27歳の東京のOLさんが、単独登山女子として、さまざまな山に登っては食を楽しむマンガです。結構人気があるらしい。

 

山と食欲と私 1巻: バンチコミックス

山と食欲と私 1巻: バンチコミックス

 
山と食欲と私 5巻: バンチコミックス

山と食欲と私 5巻: バンチコミックス

 

 

 その第五巻を読んで、笑いつつも自己反省をした。単独登山男子なる56歳のオッサンが、主人公の鮎美ちゃんにしつこく話しかけ、同行しようとするエピソードなのだが、そのオッサンは趣味が登山と競馬であるそうな。

 身につまされます。私は登山はほぼしないけど、趣味は山歩き&自然観察と競馬ですからね。年齢も近い。山で、山ガールさんを見かけると、話しかけたくなる気持ちも持っている。嫌われるの分かってるから、実際に話しかけはしませんけどね。でも、口がウズっとしちゃうんです。

 

 さて、本日の山のボランティアの昼食後の空き時間、少し山道を歩くと、ナガバタチツボスミレが一輪だけ咲いておりました。私にとっては、今年の初スミレ。可愛かったですよ。嬉しくて写真を撮っていると、二人連れの40代くらいの女性らが、私の横を通り過ぎていきました。「せっかくだから見て行ったら?」って思うんだが、あのエピソードを読んだ直後だから、余計に声をかけるのは憚られます。

 結局、どれくらいの人が、山道のこのスミレに気が付いたのだろう? 勿体ないですよねえ。それと作業中にアセビが咲いているのも見られました。これも可憐な花ですが、ハイカーさんで気づいた人はいるのかな?

 山の中で、競馬好きなオッサンに話し掛けられたら気色悪いだろうけれど、結構エエ情報持ってるんでっせえ。。ちなみに、明日のAJCCの本命は、スティッフェリオです!

 

 

未来より過去に希望があるお歳(川柳、その36)

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朝焼け 2020年1月22日 兵庫県西宮市

 

 週間予報に雨マークが並ぶという憂鬱な週でしたけど、水曜夜から木曜朝に雨が降っただけで、この週末も雨は降らなさそうです。明日の山仕事ボランティアも行けそうですし、かなりホッとしてます。体を動かさないと、どうにも調子が出ないもので。まだ来週も雨マーク続きではあるけど、ま、何とかなるって信じてますよ。

 

 

未来より過去に希望があるお歳

日が永くなってきたねと芋けんぴ

でっかちが梅の咲くのを待っている

 

 

 

背伸びして車窓を覗く震災忌(川柳、その35)

 今更ですが、私、インフルエンザのウイルスが体内に蔓延している最中に、五十歳になりました。阪神淡路大震災は二十五歳でしたから、ちょうど人生の真ん中での体験だったことになります。今後はもう震災後の人生の方が長いのだと思うと、家族も含めて直接の被害者ではありませんが、とっても不思議な感慨が込み上げてきます。

 今日も、あの日に、バスで通った道の傍を通りました。あの鮮明過ぎる記憶が、もう人生の前半部分とはなあ。。。

 

背伸びして車窓を覗く震災忌

 

訂正

 

naturearoundtakarazuka.hatenablog.com

 

 昨年のこの記事について、今朝、改めて霜の写真を撮りに行ったところ、シロツメクサではなくて、レンゲソウ(ゲンゲ)であることに気付きました。申し訳ありません。

 この両者を間違えるなんて、恥ずかしい限りであります。愚痴を書いても仕方ないが、2019年12月から今年の1月にかけての私は、公私にわたり、ポンコツにも程がある。

 明日は頑張るぞ! 背中が少し痛くて、目もヘンなのだが、いい訳ばかり、言ってられん。。

 

 

キュウリグサ

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キュウリグサ 2020年1月12日 兵庫県宝塚市

 

 昨年一月、旧Yahoo!ブログで、武庫川から宝塚市安倉地区辺りを散歩して、見かけた野に咲く花たちを列挙する記事を書きました。

 

naturearoundtakarazuka.hateblo.jp

 

 アイノゲシ、ハルノノゲシヒメジョオン、ヘラバヒメジョオン、チチコグサモドキ、コセンダングサセイタカアワダチソウ、ノボロギク、セイヨウタンポポイヌホオズキシロツメクサカラスノエンドウアメリネナシカズラ、ノミノフスマ、マメグンバイナズナナズナ、ミチタネツケバナヒメオドリコソウホトケノザキュウリグサ、ヒメリュウキンカアレチハナガサの22種を見つけています(同定に自信ないのもあり)。

 

 さて昨日、全く同じコースではありませんが、一年前とだいたい同じ場所を散歩し、花を探してみましたよ。

 見かけたのは、アイノゲシコセンダングサ、ノボロギク、ヒメジョオンイヌホオズキキュウリグサホトケノザヒメオドリコソウコマツヨイグサナズナ、マメグンバイナズナ、ミチタネツケバナの12種でした。ちゃんと比較できる数字ではないとはいえ、ちょっと少ないですね。

 ちなみに、2018年12月の日平均気温は8.3℃(最寄りのアメダスポイントである大阪府豊中市(大阪空港))で、2019年12月は8.5℃ですから、今冬の方がより暖かい訳です。今のところ、野に咲く花には、あまり暖冬の影響はないのかなと思ってますが、もっと広い範囲で正確な比較をしたらどうなのでしょうね?