Nature Around Takarazuka

兵庫県宝塚市周辺の自然や、川柳などの雑記帳

四国遍路、区切り打ち六回目も終了

瀬戸内海を望む 2026年10月22日 愛媛県松山市堀江町付近

 

 四月から始めている、四国遍路の旅も六回目となりました。

 今回は、愛媛県宇和島市から今治市までの区間、41番龍光寺から55番の南光坊まで、6泊7日で歩きました。

 初日は、神戸から宇和島までの直行バスによる移動のみ、二日目27.3km、三日目34.9km、四日目37.6km、五日目40.7km、六日目28.1km、七日目40.9km。

 40km超えが二回あるように、今回はかなり一日の歩行距離が伸びています。宿の位置の関係が大きいですが、私自身の体が歩くのに随分慣れました。また、この辺りまで来ると、他の遍路さんの歩くペースも速く、歩行距離も長い方ばかりで、影響を受けた結果でもあります。徳島県内を歩いていた頃は、この人大丈夫かな、と思えてしまう歩き方をよく見かけました。でもさすが、半分を越えて歩いているのは猛者ばかり。姿が見えても、なかなか追いつけません。宿などで話を聞くと、複数回目の経験者も多い。そして、海外勢も多数なのですが、話を聞くと、ほとんどが「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の経験者であり、皆さんタフです。春に四国に来て歩いて、夏はノルウェイの巡礼道を歩いて、この秋にまた四国に戻ってきたというドイツの70代の方など、印象深い話を聞けて楽しかったです。

 

 さて、私の四国の旅は、あと何回で終わるでしょうか? 今治まで来ると、関西からの交通の便が良いので、気軽に行き来出来ます。今回、今治で止めたのには理由があって、遍路とは無関係ですが、しまなみ海道を歩いてみたいと思っています。次回は、尾道から、しまなみ海道を二日に分けて踏破して、遍路道に戻るつもり。他にも寄り道したい所があります。11月中には終わらせないとと思ってますが、どうなりますやら。

 

思い出のアルバム(川柳80)

半分を過ぎて寂しくなる遍路

 

 4月から区切り区切りでやらせてもらっている四国遍路ですが、愛媛県に入り、日程的にも距離的にも、半分を過ぎました。

 長かった高知県を終えたことで、寂寥感が込み上げてきております。徳島県には最後にもう一度入るけど、高知はこれでお終い。初夏には台風が来たし、梅雨末期の雨に打たれたり、真夏日があったり、そんな厳しいこともありましたが、楽しかったなという思いばかりが残っています。

 

 以下、少し恥ずかしい事を書きます。

 「思い出のアルバム」という幼児向けの曲がありますよね。

 

  いつのことだか 思い出してごらん 

  あんなこと こんなこと あったでしょ

  嬉しかったこと 面白かったこと

  いつになっても 忘れない

 

 私も、幼稚園の時に歌った記憶があります。今、56歳だから、ちょうど半世紀前のこと。昔からずっと良い曲だと思ってきたけど、ここまでの遍路を振り返ると、この曲がマイナー調で頭の中を周り始めます。

 もちろんね、そんなピュアな人間ではないですよ。下ネタも含め、アホで下らない事ばかり考えながら、ひたすら歩いている訳です。今回の四日目の午後なんて、ひたすら大の出来るトイレを目指して歩いていただけですからね。遍路なんて、そんなもんです。でも歩き終えて宿で一日を振り変える時や、今こうしているように宝塚にいて写真などを整理している時などに、過ぎ去った一瞬一瞬が輝き出して、たまらなく愛おしく感じられてくる。不思議なものです。

 「四国病」という言葉があります。遍路を終えても、また四国を旅したくなってしまう病気のことで、何周も遍路されている方も多数おられるようです。まだ一周も終えてない身ですが、その気持ちは痛いほどよく分かります。

 歩き遍路を始める前、全部歩き通したら、物凄い達成感を得られるだろうと思ってました。でもどうやら、そうはならないように思います。むしろ、すっごく寂しくなるような気がする。半分で、これだけ寂しいのだから、きっと。

 

四国遍路、区切り打ち第五回目も無事終了

赤泊の浜 2026年10月3日 高知県幡多郡大月町

 

 夏に中断していた四国遍路、10月早々に再開しております。

 区切り打ちの五回目になる今回は、高知県土佐清水市から愛媛県宇和島市まで、5泊6日の旅。関西在住の私にとって、最も交通の便の悪い区間になります。

 初日の10月1日、この日を出発と決めて、ネットで交通検索をした際、思わず少し声が出ました。土讃線の一部が三日間だけ工事のため、代行バスの利用が不可欠、とのこと。出発を一日ずらす事も考えましたが、急ぐ旅でもないし、代行バスに乗ってみるのも良い経験になるだろうと、日程変更はしませんでした。これにより、宝塚→土佐清水間の移動で10時間程かかりました、通常なら8時間程度なのに。結果的に、この2時間が後々の予定にも響いたのですが、これも良い経験ということで。初日は移動だけで、土佐清水市の旅館に宿泊。この旅館がとても良かったです。

 

 さて、出発前、体力の低下と食の細さが気になる、と書きました。実際に歩いた結果、歩く体力は全く問題なしでしたし、食べる方も大丈夫でした。初日の宿で、新鮮な魚料理を中心に夕食・朝食と腹一杯詰め込んでも、私の胃腸はきちんと消化吸収してくれました。「絶対に必要」と分かれば、体は反応してくれるようです。

 ただ、食に関して残念だったのは、食事付きの宿に泊ったのが、初日だけになってしまったこと。私は、ここまで食事を出してくれる宿に出来るだけ泊まってきました。でも今回は、ネットには食事付きとあるのに、「女房が不在なので食事は出せない」とか、最近食事提供をやめてしまったとか、素泊まり宿だけど食堂が隣接しているとあったから予約したのに、食堂が昼食のみに変わっていたりとか・・・、カップ麺と野菜ジュースとサラダチキンの夕食ばかり。普段は食に興味のない人間なのだが、長時間歩くとなると、米の飯を詰め込みたかったんだけどな。

 

 改めて、スマホのアプリによると、初日は移動のみ、二日目26.3km、三日目30.3km、四日目35.2km、五日目27.4km、六日目17.7km、歩きました。

 本来は、もう一泊し、宇和島市から西予市の卯之町まで歩きたかったのですが、ちょうど良い宿が無く、遅い時間に峠越えをするのも嫌だったので、予定より一日短い行程で帰宅しました。初日、土讃線が通常通りだったら、もう少し先まで進めていたはずですが、これは結果論。

 

 最終日、宇和島からの帰路、特急を乗り継いで岡山に出てから、新幹線代をケチって在来線で帰ったのですが・・・、ダイヤが乱れていて、新快速が普通電車に変わってしまって、予定より1時間程度遅れての帰宅となりました。行きも帰りも、鉄道関連で躓きました。でも体調面で全く問題がなかったので、総じて良い旅となりました。

 

 来週、また四国に戻ります。宇和島から久万高原を経て、松山に向かいます。山岳コースですが、歩きやすい季節ですし、頑張ってまいりますよ!

 

 

涼しくなってきました

 

 ご無沙汰しております。約2ヶ月半ぶりの更新になります。

 7月初旬に足摺岬辺りまで歩いた後、暑さのために四国遍路は中断しておりましたが、そろそろ再開します。

 この間、ほぼバイトをしておりました。酷暑の中、またこの9月は雨の中、主に屋外で立ったり走ったり、小銭を稼いでいたわけです。途中、バイト以外でバタバタしていた時期もありましたが、基本的には落ち着いた日々でしたね。酷暑ではあったけど、昨年よりはマシだったので、助かりました。

 さて、遍路再開に向けて、体力面は心配。バイトとボランティア以外では、ほぼ外に出ませんでしたから。3月までは、週三日以上、ママチャリで一日20km強の通勤をしてました。暑い日も寒い日も。その時の体力の貯金が、徐々に減っているのを実感しております。

 今のところ体調面に不安はないのですが、食の細さが気になっています。先日、某スーパーの閉店業務に臨時代役でバイトに入った際、店長さんが菓子パンの食品廃棄の量を気にしていたので、まとめ買いをしました。冷凍し、カーボローディングとばかり、食を増やそうと思ったのですが・・・、すぐに腹を壊してしまった。5月の体調管理失敗に起因したリタイアを経て、6月と7月の遍路では、我ながら結構な量を食べてました。夏を越した今、あの量を食べる自信がない。でも食べないと歩けない。

 

 体力面と食に関して、少々不安を抱えての再出発。今回は短くて、一週間で帰ってきます。実際に歩くのは5日間くらい。高知県土佐清水市から、愛媛県宇和島市辺りを、のんびりと体を慣らしながら歩けたらと思ってます。関西在住の私にとって、最も交通の便の悪い区間ですし、ここを過ぎれば区切り打ちも楽になるはず。とにかく気候の良い時期ですから、楽しんできますよ!

 

ヒバカリ

ヒバカリ 2026年7月9日 高知県四万十町

同上

 

※私は、爬虫類には詳しくありません。この写真のヘビ、ヒバカリと思うのですが、間違っていたら、申し訳ないです。

 

 今回の遍路旅に出掛ける前の記事で、「どんな生き物を見られるか、楽しみ」と書きました。

 帰宅し、写真を整理する上で、「そうか!」「しまった!!!」と、同時に声を出してしまったのが、これです。四万十町の暗い山道を歩いていた際に見つけた、小さくて可愛いヘビ。爬虫類に詳しくない私は、ジムグリの幼蛇???、まあちょっとだけ写真を撮っておこうと、何気なしにシャッターを押しました。ヒバカリと分かっていたら、もっと細部まで写したのになあ。

 兵庫県のレッドデータブックでは「要注目」、お隣の大阪府では「絶滅危惧Ⅱ類」とのこと。この出会いは嬉しかったです。

 

残念! 牧野植物園

 

 今回の四国への旅、もちろん歩き遍路のために行ったのですが、それ以外に牧野植物園も大事な目的地の一つでした。植物園は、第31番札所の竹林寺に隣接しています。

 7月5日の午前中、路面電車の駅から遍路道を通って、植物園に入りました。この時点では、小雨。まだ何とか植物園探索も可能。そこで、入園料を払い、荷物をロッカーに預け、意気揚々と園内に向かったのですが・・・

 歩きはじめてすぐに雨脚が強くなり、温室に逃げ込みました。粘っていろいろ見ていたのですが、雨は強くなるばかり。中でかなり時間を使いましたが、いつまでも温室内にいるわけにもいきません。雷鳴も聞こえてきます。レーダーを見ると、真っ赤な雲が接近中。温室を出て、レストラン等が入った建物に移動しました。ちょうどそのタイミングで、外国人さんたち(50人くらいだったかな)の団体が到着し、慌てて駐車場から駆け込んできました。彼らの多くが園内散策を断念し、レストランに入っていくのを見て、私も中に入りました。何とか席を確保し、私には似合わないお洒落なパスタを頂きました。入る判断が少しでも遅れたら、店内満席で座ることも出来なかったでしょう。で、パスタを食べ終えても、まだ強雨。入店待ち客もおられたので、席を立ちましたが、外を散策出来る状況ではなかったです。

 その後は、屋内展示を中心に見て回りました。ホールで映像を見たりもしました。牧野植物園、その辺りもかなり充実していて、見応えがありましたよ。牧野氏の生涯とかね。

 結局、ほとんど屋外を見て回ることは出来ず、時間切れとなってしまいました。この日のうちに、31番竹林寺から、33番雪蹊寺まで廻らないと、後の計画に影響が出てしまうので。

 

 という感じで、今回の旅の最大の心残りになってしまいました。次の区切り打ち遍路は、土佐清水の町から始めます。行く途中、高知市内で一日時間を作ろうかなと思っています。

 この数年、いろんな植物園を巡っているのですが、再訪したい園ばかり増えていく気がします。旅に終わりはない、ってことですかね。