Nature Around Takarazuka

兵庫県宝塚市周辺の自然や、川柳などの雑記帳

キキョウ、ミヤマウズラ

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キキョウ 2019年9月3日 兵庫県宝塚市

 

 先週、私が近所の山で最も好きな花の一つ、キキョウが咲いているのを発見。

 この場所には、数株のキキョウがあるのですが、花を付けない株もあるので、今年も花を見られてよかったです。もっと株が増えてほしいんですけどねえ。何とかならんかなあ~

 

 近くには、ミヤマウズラも咲いてましたよ。こちらは、たくさんあるので、毎年見られます。

 

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ミヤマウズラ1 同上

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ミヤマウズラ2 同上

 

 まだまだ暑いですが、自然界では、秋の花の時期がスタートしています。ノコンギクやシラヤマギクも、たくさん咲いています。

 正直、今日は足の筋肉痛がひどいので、どうしようかと迷ってはいるのですが、やっぱり山に入るしかないですな。こんな機会を見逃すわけにはいかん!

 

シェフレラ(ホンコンカポック)の実

 

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 6月中旬に、駅前のシェフレラの木に花が咲いているとの記事を書きました。

 その際、雄蕊ばかりで、雌蕊がよく分からぬから継続観察と書いたのですが、結局、雌蕊はよく分からず仕舞いでございます。

 

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シェフレラの花 2019年6月29日 兵庫県宝塚市

 

 改めて、シェフレラの花です。雌蕊の子房ははっきりしています。私は、ここから花柱が伸び、柱頭が発達するのかと思ってたのですが、そのままでした。雄蕊が落ちた後、子房が膨らんで、実になりました。受粉はしてるんでしょうや?

 また、先の記事で、虫がたくさん来るとの情報があると書きましたが、少なくともこの植え込みでは、そんなに見かけませんでした。駅前の人通りの多い場所ですし、蜂なんかががウジャウジャやって来たら困りますものね。虫たちも、遠慮したんかな?

 

 さて、今回の記事は、実についてです。

 

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シェフレラの実1 2019年8月13日 兵庫県宝塚市

 

 八月中旬の写真。赤と黄色が混じりあって、トロピカルな雰囲気の実が成ってましたよ! 前回の記事へのコメントで、「オレンジ色でギッシリ」と頂きましたが、とっても印象的な色彩で驚きました。

 しかしこれは完熟前であって、もう少し待てば真っ赤な実がギッシリの姿が見られるはずと思っていたのですが・・・

 

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シェフレラの実2 9月1日 同上

 

 約二週間で、ずいぶん数が減ってしまいました。鳥が食べたのでしょうか? ムクドリの夜のねぐらの近くのなので、連中の仕業かなあ?

 そして、真っ赤になるかと思いきや、まだ黄色と赤の混在でした。黒くなってるのや、別の房では干からびたのも散見されました。色の違いは、熟成度合いの違いだと思うのですが、こうなってしまうとよく分かりません。

 

 改めて、八月中旬の実の様子は美しいと思います。長く愛されている観葉植物の代表的な存在ですが、実の美しさはもっと知られてもいいのでは? そもそも、真夏は木になる実が多くはありませんからね。観葉植物の世界も、流行廃りがあります。シェフレラも、その波に揉まれている存在です。でも美しい実を見て、そう簡単には廃れないかなって思うようになりました。どうなりますかね?

 

 

ニッポンマイマイ(?)

 先週の水曜日あたりから雨続きでしたが、今日はうちの近所ではほとんど降らなかったです。週間予報を見ても、しばらく雨の心配はなさそう。暑さも一段落し、これからまた自然観察が楽しめるでしょう。ただ今日は蚊が凄かったですけどね。

 

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ニッポンマイマイ(?) 2019年9月1日 兵庫県宝塚市

 

 さて、しかし、本日撮影した写真を先ほどPCに取り込んで、頭を抱えておりまする。同定の難しい、というかほとんど無理な、変形菌(粘菌)の写真ばっかり!!!

 見つけた時は嬉しくて写してしまうのだが、整理できん。まあカタツムリを見習って、のんびり着実に図鑑と見比べをしていく所存です。

 で、カタツムリも、知識不足の私には同定が難しいのは変わりありません。これは、ニッポンマイマイで合ってますかね? この写真では、立体感が伝わりませんが、殻は山形になっていたと思いますし。 

 

 

ネキトンボ、リスアカネ、ミヤマアカネ

 先週の記事で、赤とんぼの季節だと書きました。
 昨日、お隣の西宮市のバス停横の湿地に立ち寄ったところ、複数種の赤とんぼがいました。せっかくなので、ご紹介を。

 

naturearoundtakarazuka.hatenablog.com

 

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ネキトンボ 2019年8月26日 兵庫県西宮市

 

 とても嬉しかったのが、初見のネキトンボ君。ほんと、真っ赤ですね!! 初めて見たので、いろんな角度から写真を撮りたかったのですが、すぐに逃げられてしまったのが残念。また出会えますように。

  

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リスアカネ 同上

 

 一番数多くいたのが、リスアカネ。こちらは今年の初見になります。

 

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ミヤマアカネ 同上

 

 ミヤマアカネは、この辺りでは珍しくはないのですが、成熟した雄を見たのは今年初めてなので、やはり嬉しくなって写しました。

 

 この三種と、ヒメアカネ、マユタテアカネに出会えていますから、今年は今のところ五種になりました。まだ8月であることを考えると、赤とんぼ観察はとても順調な出足だと個人的に思ってます。彼らの季節は、まだこれからですね。あと何種類に出会えるのかな~?

 

 

「すぐに良くなるよ」


Taylor Swift - Soon You’ll Get Better (Official Audio) ft. Dixie Chicks

 

 ある方のブログを読むと、テイラー・スイフトの新譜に、ディキシー・チックスとのコラボ曲があると書いてあったので、聴いてみました。ガン闘病中の母親への歌だそうです。

 

泣きました。

 

この歌詞が繰り返されます。

Ooh-ah
Soon, you'll get better
Ooh-ah
Soon, you'll get better
Ooh-ah
You'll get better soon
'Cause you have to

(和訳)良くなるよ。すぐに良くなる。だって、そうじゃなきゃならないんだから。

 

そして、この部分の歌詞内容と、テイラー&チックスの声と演奏が胸に来るんです。

And I hate to make this all about me
But who am I supposed to talk to?
What am I supposed to do
If there's no you?

(和訳)自分の事ばかりで、本当は嫌なんだけど、もしあなたがいなくなったら、私は誰に話しかけたらいいの? 何をしたらいいの?

 

 私は男だから、母娘関係というのがよく分からない。以前、宇多田ヒカルの「花束を君に」が、自殺された母への歌だろうとの考察を聞き、得も言われぬ感情が湧き起ったことがある。そう思って歌詞を読むと、有名な藤圭子ではなく、一人間としての母への思いが伝わってくるような気がして。それまで母に関する歌というと、我慢強くて、献身的でと、少々理想的過ぎるように思えたのだが、彼女の歌は違った。あれから、母娘関係の歌は、注意して聴くようにしているつもりだ。

 テイラーの母がどんな人間で、どんな母娘関係だったのか、詳しい所を私は知らない。検索もしてない。しかし、上の歌詞の部分から察するに、有名になりすぎてしまった娘に対して、ほとんど唯一、普通に接してくれる存在だったのかもしれない。母親の前でのみ、一人間に帰ることができた娘。でも、そんな母親が重病になり、普通に接することができなくなったテイラー。そんな悲しみが、曲全体を覆っていて、こちらの心を揺さぶってくるのです。

 いい曲です。本当にいい曲です。アルバムの中の一曲だから、シングルとしてヒットすることはなさそうですが、これは永遠に残ってほしい。

 夏の終わりに、大切な存在を失いつつあるという歌を聴き、しんみりとした月曜日になっております。良くなってほしいな、彼女のお母様。

 

 

kenta45rpm.com

コジキイチゴ

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コジキイチゴ1 2019年8月25日 兵庫県宝塚市

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コジキイチゴ2 同上

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コジキイチゴ3 同上

 

 本日、近所の山で、新たなキイチゴを発見。我がキイチゴコレクションに新メンバー登場でありまする。コジキイチゴは、京都時代に見たことがあるので初見ではありませんが、超久々の出会いでありました。時期的に、実も花もなかったけど、とても嬉しかったです。

 キイチゴについては、過去に二回記事を書いております。

 

naturearoundtakarazuka.hatenablog.com

naturearoundtakarazuka.hatenablog.com

 

 改めて、私が近所の山で見たことのあるキイチゴは、以下の通り。

 

ナガバモミジイチゴ(多)、ニガイチゴ(多)、クサイチゴ(多)、ナワシロイチゴ(多)、フユイチゴ(多)、アイノコフユイチゴ(中)、クマイチゴ(少)、エビガライチゴ(少)、ニガクマイチゴ(?、少)、セイヨウヤブイチゴ(逸出、少)、コジキイチゴ(少)

 

 六甲山系にあるとされていて、まだ私が見つけられてないのは、ビロードイチゴ、コジキイチゴ、オオフユイチゴの三種だと書きましたが、これで残りは二種になりました。ビロードもオオフユも、図鑑に載っている特徴を改めて頭に叩き込んで、見逃さないようにしなきゃ!

 

公開シンポジウム「琉球列島の生物多様性」

 今日は、湿度は高かったですけど、まあまあ過ごしやすい一日でした。

 セミの鳴き声も減りました。先週まで喧しかった公園の横を通っても、まったく聞こえず。別の場所で、クマゼミ数匹の鳴き声は聞きはしたけど、夏の終わりを感じました。

 

 さて、私自身ですが、真夏は自然観察の方もそれほどネタはなく、本ブログの更新が飛び飛びとなっております。川柳は不調。読書意欲は減退中。

 何かしらの刺激が必要だと思って、「琉球列島の生物多様性」という伊丹市昆虫館主催のシンポジウムを聞きに行ってきました。

 

琉球列島はなぜ固有種の宝庫になったのか!? 島々の成立過程から考えられる最新の研究結果と現在の絶滅危惧種の生息状況や保全活動についてを、各分野の第一人者たちをお迎えし、お話ししていただきます。

 

www.itakon.com

 

 聞いてきた内容について、ここでは触れません。でも、久々にこういう場に参加させてもらって、研究者や、熱心に活動されている方の肉声を聞くのは有意義だなと実感しました。

 もちろん私も、ただ漫然と身近な自然を見ていたつもりはないですが、視野が狭まっている時もあるし、目的意識が希薄なまま動いている時もありました。身近な自然が大好きだからこそ、ただ楽しむだけでなく、過去や未来について、また世界全体での位置づけについて、頭の片隅に置きつつ目を配っていきたいと改めて思っております。

 

  さて、まだ決めてないけど、明日はどこか近所の山を歩くつもり。先週までより、ちょっとだけ足取り軽くハキハキと動けそうな気がします。頑張りますぞ。