最近、山に入る日数が減ってしまった一方、町中をうろつく際にはよりキョロキョロと挙動不審気味に観察の獲物を探すようになりました。そんな中、バスも走るような交通量の多い通りの道端で、黄色い花を発見。道路の反対側にいたのですが、遠目でこれが何か分からなかったので、わざわざ横断歩道を渡って見に行くと、カワラサイコでした。
こんなところでも生育できるんですか!?!?
カワラサイコと言えば、ここ兵庫県では準絶滅危惧相当であり、お隣の大阪府では絶滅したとされております。でも、わが近所の武庫川にはまだまだ数多く残っていて、また詳細は知らないですが保護活動も行われているので、それほど珍しい存在ではありません。そしてこの写真の場所も、武庫川の近くではあります。しかし、それにしても、こんな環境で、シナダレスズメガヤ、ヒメジョオン(ヘラバヒメジョオンだったかもしれない、確認を忘れた)、ヨモギ、コマツヨイグサなどと一緒に、元気に生育している姿を見ると、絶滅に追い込まれている植物とは思えないのですが・・・。もちろん、こんな場所でも生育できるのだから、絶滅などしない、安心してよいとは思ってませんけどね。
植物にとって、いや生き物全般にとって、強さとは何か、弱さ(脆さ)とは何か、考えさせられました。