二枚の写真を並べましたが、別の日、別の場所でのものです。悪しからず。
6月に入り、町中ではアジサイの花が目立ち始めてますね。足元にはドクダミが。山では、クリやヤブムラサキが咲いてます。そうそう、ホタルブクロも見かけましたよ。
時々マンション前の植え込みで見かけるこの木も、今、白い花を咲かせています。セイヨウシナノキだと思うんですけどねえ。私の樹木勉強のバイブル「樹木の葉」には、こう書かれています。シナノキのページです。
欧州原産のナツボダイジュやフユボダイジュ、その雑種セイヨウボダイジュが時に植栽される。特にセイヨウシナノキは本種(シナノキ)に似て紛らわしいが、葉は丸みが強い傾向がある。
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で、上掲の写真には写ってませんけど、どちらも丸っこい葉ですので、セイヨウシナノキだろうなと私は思ってます。自信はありません。間違ってたら、ごめんなさい。
さて、これがセイヨウシナノキだとすると、別名「セイヨウボダイジュ」「リンデン(バウム)」であります。本来無関係な「菩提樹」が名に入ってることや、シューベルトの曲もあって、人気があるのでしょう。少なくとも日本では、名で得をしている木の一つです。
ところで、花を接写しようと、葉に触れたら、ベッタベタでした。それでカメラのストラップも粘ついちゃったし、まあまあ大変でした。検索すると、ハチミツの蜜源になると書かれてあります。なかなかの蜜量のようです。私が見た時には、アリもハチも来てなかったけれど。花はハーブとして使われる、とも書かれてありますね。その他、材も樹皮も、多用途に使われる木なのだそうです。
ヨーロッパの人々が、古くから利用し、愛してきた木ですから、そこに思いを馳せながら眺めたいのですが、私が知っているのは町中にせせこましく植えられているもののみ。どこか広い公園で、伸び伸びと育つセイヨウシナノキがあれば、会いに行きたい気がするのですが、どっかあるかな?