Nature Around Takarazuka

兵庫県宝塚市周辺の自然や、川柳などの雑記帳

大雨(川柳、その60)

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武庫川 2020年7月8日 兵庫県宝塚市

 

 よく降りますね。

 特に昨日の未明の雨には驚かされました。近辺に被害がなかったのが幸いです。ただ日本全土を見るに、「幸い」では済まされない日々が続きます。被害に遭われた方にお見舞いと、救助・復興に当たられる方々の無事を祈ります。

 梅雨の湿気と高温で、コロナウイルスが弱まるとの期待も、私の中には少しはあったのですが、それほど効果はなかったような感じがしますね。素人だから、後日の検証待ちではありますけど。週間天気予報を見ると、ただただ気が重くなるマークが並んでおります。いましばらく、耐えましょう。まあ梅雨が明けて猛暑になったら、またそれで文句を言うんですけどね。

 

 

達観もいつかは出来ると信じてた

 

 

カワラサイコ

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カワラサイコ1 2020年7月5日 兵庫県西宮市

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カワラサイコ2

 

 最近、山に入る日数が減ってしまった一方、町中をうろつく際にはよりキョロキョロと挙動不審気味に観察の獲物を探すようになりました。そんな中、バスも走るような交通量の多い通りの道端で、黄色い花を発見。道路の反対側にいたのですが、遠目でこれが何か分からなかったので、わざわざ横断歩道を渡って見に行くと、カワラサイコでした。

 こんなところでも生育できるんですか!?!?

 カワラサイコと言えば、ここ兵庫県では準絶滅危惧相当であり、お隣の大阪府では絶滅したとされております。でも、わが近所の武庫川にはまだまだ数多く残っていて、また詳細は知らないですが保護活動も行われているので、それほど珍しい存在ではありません。そしてこの写真の場所も、武庫川の近くではあります。しかし、それにしても、こんな環境で、シナダレスズメガヤ、ヒメジョオン(ヘラバヒメジョオンだったかもしれない、確認を忘れた)、ヨモギコマツヨイグサなどと一緒に、元気に生育している姿を見ると、絶滅に追い込まれている植物とは思えないのですが・・・。もちろん、こんな場所でも生育できるのだから、絶滅などしない、安心してよいとは思ってませんけどね。

 植物にとって、いや生き物全般にとって、強さとは何か、弱さ(脆さ)とは何か、考えさせられました。

 

 

ネムノキ(川柳、その59)

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ネムノキ 2020年6月29日 兵庫県宝塚市

 

 更新がずいぶんと空いてしまいました。申し訳ない。

 今日は久々に森の中に入ってきました。ここで紹介できるような自然ネタはないですが、個人的には大満足して帰ってきましたよ。一応、見かけた花を列挙しておくと、ネムノキ、キハギ、ケケンポナシ、キササゲ、ヒトツバハギ、ガクアジサイ、サツキツツジ、ジャノヒゲ、ダイコンソウ、ナガバハエドクソウ、ドクダミヘビイチゴ、コナスビ、ヒメジョオンオニタビラコムラサキカタバミなど。よくある帰化種や園芸種は、見てもすぐに忘れちゃうので、記載漏れが複数あるとは思います。ご容赦を。

 ありきたりではありますが、ネムノキの清涼感が一番嬉しかった。おかげ様で、心穏やかな夜となっております。皆様も、良き眠りを。

 

 

今日もまた水の惑星にて眠る

 

 

 

ビロードモミジイチゴ?

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ビロードモミジイチゴ?1 2020年6月5日 兵庫県宝塚市

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ビロードモミジイチゴ?2 同上


 金曜日の山のボランティア作業中に見つけた、このキイチゴ

 最初は、普通のビロードイチゴだと思ったのですが、下の方にはかなり切れ込みの深い葉が見られます。ビロードイチゴの葉の切れ込みには変異が多いそうだが、ここまでくるとさすがに違和感がありました。「増補改訂 樹木の葉」によると、「兵庫以西ではモミジイチゴとの雑種ビロードモミジイチゴもよく見られる」とのこと。これがそうなのでしょうか? ネット上を検索しても、情報がほとんどないので、何とも言いようがありません。

 昨年も、ニガクマイチゴかもと悩んだ個体があって、結論は出せず仕舞いのままです。キイチゴに限りませんが、雑種ってのは厄介ですね。

 

 

naturearoundtakarazuka.hatenablog.com

 

 

ヨコグラノキ

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ヨコグラノキ 2020年6月5日 兵庫県宝塚市

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上掲写真をトリミングしたもの

 

 新型コロナの影響で、二か月間活動を休止していた山のボランティアが、六月から再開されました。昨日は、私としても、久々の山仕事となりました。

 が・・・、鎌で草刈りをしている途中に、腰をピリッとやってしまい、腰痛発症でございます。過去の私の腰痛経験からすると、中~軽症程度。四十代後半は、ほとんど大丈夫だったのに、五十に入ってからまた繰り返すようになっちゃった。困ったものです。腰痛の神様というのがいるとして、今、宝塚市民で腰痛にさせるべき人間は、私以外にいるんじゃないの、と愚痴を言いたくなる気分。こっちはボーガンなんて持ってないのにさ。ま、何とか体は動くので、今日の午後からは普通に仕事です。

 

 さて、再び、見逃してきた花を探そうシリーズです。今回はヨコグラノキ。宝塚市と西宮市の某境目辺りに、私が知る限り5本のヨコグラノキがあります。昨日の活動前後に、見て回ってきました。それが上の写真です。

 咲いていましたよ! う~ん、でも苦しいですね。道路から3mくらいの高さに、花をつけている木を一本だけ見つけました。しかし、最大限の望遠で撮って、この程度です。手の届く範囲には、蕾すらなし。

 高い脚立でも持って行って、写したい気分であります。でもそんなことして、無理な体勢をとったら、再び腰をやっちゃいそうで・・・

 

 

セッカニワゼキショウ

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セッカニワゼキショウ 2020年5月28日 兵庫県尼崎市

 

 私がお世話になっている仕事場では、コロナ騒動以降、早目に入室すると叱られるのである。朝8:30に仕事開始の日は、15分以前には入らないように言われている。少しでも接触機会を減らすために。だから、早く着きすぎた日は、外の公園でぼんやりと時間を過ごす。普通の人なら、なすすべなくスマホをいじるのであろうが、私にとっては好機でしかない。何か面白いものはないかと、そこここを探し回っております。

 そんな折に見つけたのが、これ。新しい帰化種であるそうです。

 

ja.wikipedia.org

 

 見つけて楽しいという存在ではないけれど、犬も歩けば棒に当たるとはこのことだなと思い、少しばかり愉快な気分であります。明日の朝は、何を見つけちゃいますかね?