この冬、数十年ぶりに１８切符を買い、すべて日帰りでぶらぶら鉄道旅を楽しんでみました。最終回は、和歌山の紀伊風土記の丘（岩橋千塚古墳群）。古墳時代後期後半の古墳群だそうです。
正直、私の知識では、古墳なんて見ても何も分からないです。いろんな説明文もほぼ読んでおりません。ただ、その場に立って、地形を見て、弥生以来の稲作農民たちにとって、紀ノ川沿いは絶好の場所だったのだろうなと、想像を膨らませるばかり。帰宅後、紀ノ川の氾濫について軽く調べてみて、楽なことばかりではなかった事にも思いをはせたり。かなり広い敷地なので、とにかくぶらぶらと歩いて、いろんな事を考えさせてもらいました。ちなみに、敷地内は地元の人と思われる方々が、多数歩いておられました。ジョギングされている方も。見知らぬ私に、「おはようございます」と声をかけて来る方が何人もおられ、驚きつつ、晴れやかな気分にさせてもらいました。観光客はあまりいなかったようです。
で、植物に関して嬉しかったのが、写真のヤドリギ。地元宝塚にもあるんだけど、これほど見事ではありません。冬にここに来た価値があるというものです。ヒレンジャクが見れたら、なお良かったんだけどなあ！
帰途は、紀ノ川線から桜井線、関西本線から片町線、東西線、福知山線という、遠回りをしました。時間が余ったもので。車内では、時々景色を見つつ、基本ボーっとしております。ボーっとする時間の大切さを認識させてくれるのも、１８切符の価値ではないでしょうか。この歳になって、ボーっとするって、なかなか出来ないものですから。
また春の期間中、ヒマがあって、旅を許してくれる社会情勢にあったら、再び買おうかなと思います。次は、自然観察が、今より楽しい時季ですからね。行きたい場所がいっぱいあります。どんな３月になってるんでしょうねえ。
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