Nature Around Takarazuka

兵庫県宝塚市周辺の自然や、川柳などの雑記帳

ヨコグラノキの実

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ヨコグラノキの実 2020年9月14日 兵庫県宝塚市

 

 

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 六月の最初に書いた記事の続編となります。

 なかなか花も実も見たことがなかったヨコグラノキ。六月のボランティア活動再開時に、花を遠目ながら見ることが出来て嬉しくて、リンク記事を書きました。ところが、なんとその木が夏に強剪定されてしまったのです。道路に覆いかぶさるように枝が伸びていたので、仕方ないとはいえ、貴重種で樹名板もついているのだから、少しは考慮してほしかったな。まあ枯れてしまう事はなさそうな伐られ方ではあるけれど。

 それで実を見るのは諦めていたのですが、会の先輩が別の場所にもっと大きな木があるよと連れて行ってくれました。すっごく助かったし、嬉しかったです。実は盛夏に成るとのことで、もう終わりかけだったようですが、いくつか残っておりました。でもやはり手の届く範囲での結実はなし。双眼鏡で眺め、望遠で写しました。

 真夏にこんな赤系の実をつける木って、少ないと思います。木が赤い実をつけるのは、鳥に食べてもらって、離れた場所に種を運んでもらいたいから。木の実そのものが少ない時期ですし、果実が好きな野鳥には人気があるのかなって想像するのですが、どうなのでしょうね。それともこの時期、野鳥たちは餌となる昆虫が多いから、木の実には見向きもしないのでしょうか? ヨコグラノキは、それほど多くはありません。ということは、赤い実を真夏に付けるという戦略は、あまり上手くは行ってないという事なのかなあ?