この中山連山某所の池のニホンヒキガエルも、Yahoo!ブログからの続き案件で、三月の記事の続報であります。
naturearoundtakarazuka.hatenablog.com
三月の時点では卵塊でしたが、四月にはオタマジャクシになり、五月後半になって小さなカエルが上陸しはじめております。
成体になると、グロテスクなヒキガエル君ですが、小さいのはめっちゃ可愛い。
で、彼らの大きさがより分かるように、悪いけどしばらくの間だけ透明ビニール袋に入ってもらい、1cmマスの方眼上に乗ってもらいました。
こうして見ると、オタマジャクシからカエルになる間に、全体の大きさ的にはほとんど成長してないのが分かります。尾の部分がなくなった分、逆に小さくなったようにも見えます。
四月のオタマと、五月のオタマの一か月間での大きさ比較もやればよかったですね。やってないので、確実なことは言えませんが、そんなに大きさが変わってる様には見えません。
ちなみに、ここはとっても小さな池です。縦3m横6m程度の楕円形で、深さもありません。そこに数百のオタマジャクシがいます(千は超えないと思うんだが、よく分からない)。「何を食べてるんでしょうね?」と、同じくオタマを見ていた登山者と話をしたことがあります。私もよく分かりません。共食いしてる可能性はあるようですが、四月と五月で数が大幅に減ってる様には見えません。ほんと、何を食べているのでしょう?
オタマジャクシの期間に、あまり体の大きさが変わらない事を考えると、そんなに食べる必要はないのでしょうか? 生命維持のためのカロリーが必要なだけなら、変温動物だし餌も少なくて済むようにも思えます。だから、こんな小さな池に大量のオタマが生息できるのかな? オタマからカエルへ、体のつくりを大きく変化させる上で、どれだけのエネルギーが必要なのか、ちょっと分かりませんけど。
そんなこんな、見れば見るほど興味の湧いてくるカエルであります。
さて、六月、つまり梅雨が近づいてまいりました。もうすぐこの池の主役は、ニホンヒキガエルからモリアオガエルに代わります。ヒツジグサの花が一つだけ咲いてました。春の終わりを感じます。