イワツバメ
近所で見られるツバメ科の鳥は、ツバメ、コシアカツバメ、イワツバメの三種。
このうち、ツバメは駅中など、至る所に営巣してます。
コシアカツバメの巣がある場所も一か所知っているが、民家の玄関先なので、写真を勝手に撮るのはもちろんご法度。横を通るたびに指をくわえてチラッと眺めるのみ。この春、戻ってきているのかも、まだ確かめていません。
で、イワツバメです。
近年は市街地付近の橋桁やコンクリート製の建物の軒下などに集団営巣する例が増えており、本種の分布の拡大につながっている。
高架道路の下での集団営巣です。下の道もバスや大型車が通ってうるさいし、上のバイパスも大きな車両が通るたびに揺れているような気がする。よくもまあこんな場所で、と思っちゃいます。
ただ、イワツバメたちも、騒音に負けず、ピチュピチュ鳴き合いながら賑やかに巣作りをされてました。普通のツバメなら、一つの巣で一組の夫婦が抱卵し、子育てする様子が外からよく見えます。でもイワツバメの場合、素人目にはカオスにしか見えない。大きな巣は、3月にもありましたから、たぶん昨年からの古いもの。それを修繕しているのと同時に、隣に新たな巣も作り始めています。大きな巣の中に出入りしている鳥も複数いました。抱卵しているのかどうか、孵化しているのかどうか、などはツバメと違って外からは分からないのかなあ? ヒナが大きくなると、巣の縁から首を覗かせてくれるようですけど。そして、もちろん一夫一婦制なのでしょうが、どれがどうペアなのかも私には分からない。
改めて、私にとってイワツバメはカオスであります。でもしばらく見続けたら、彼らなりの秩序が理解できるのかも知れません。観察というと大げさだけど、ここを通る際には上を見上げるつもり。