Nature Around Takarazuka

兵庫県宝塚市周辺の自然や、川柳などの雑記帳

カマキリの卵鞘

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ハラビロカマキリの卵鞘 2019年1月 兵庫県宝塚市

 

 少し前に、Yahooブログの方で、カマキリの卵鞘について、「もっと小さいのを複数個所に産み付けた方が、危険が分散して生存率は高まるんじゃないのか?」「こんな目立つ大きさにする意味は何だろう?」と、書きました。

 

 今でも、答えは知らないし、分からないのですが、一つ仮説を思いつきました。

 とある昆虫関連のサイトを見ると、カマキリは卵から孵ると、まず自分の兄弟たちを食べる、つまり共食いをする、と書いてあった。

 なるほど。例えば、蝶の幼虫のイモムシたちは、卵から孵ると、そこは普通餌になる葉の上だ。食べ物を探したり、掴まえる必要はない。植食性の幼虫は、ほぼ同じだろう。

 肉食の幼虫でも、例えば寄生バチであれば、食べ物の中で孵化するのだし、
食を得るに困ることは無い。社会性昆虫の幼虫だと、働きバチやアリたちが面倒みてくれる。

 しかし、カマキリは、孵化した直後から、誰も助けてくれない。と言って、まだ小さな幼虫にとって、他の昆虫を捕まえるのはそう容易ではなかろう。だから共食い。

 私が疑問に思ったカマキリの卵鞘の大きさは、最初から共食い前提であるということなのか? 共食いさせるために、親はたくさんの卵を産んでるのだと思うと、ちょっとゾワゾワしますけど。

 よく交尾の際にメスがオスを・・・なんて話題になりますが、生まれたときから殺し合ってきたカマキリからすると、何てことないんでしょうねえ。

 

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オオカマキリの卵鞘 2019年2月 兵庫県宝塚市

 

以下、Yahooブログの全文転用。

 

 ケネザサに、オオカマキリの卵。

 珍しいものではないけれど、検索していたら産卵中のカマキリの動画があって、
ちょっと感動してしまった。

 しかし、思うのだが・・・大きさは4センチ程あります。高さも、横幅も。もっと小さいのを複数個所に産み付けた方が、危険が分散して生存率は高まるんじゃないのか? この卵に寄生する虫もいる。鳥も食べたりするそうだ。だったら、こんな目立つ大きさにする意味は何だろう?