少し前に、Yahooブログの方で、カマキリの卵鞘について、「もっと小さいのを複数個所に産み付けた方が、危険が分散して生存率は高まるんじゃないのか?」「こんな目立つ大きさにする意味は何だろう?」と、書きました。
今でも、答えは知らないし、分からないのですが、一つ仮説を思いつきました。
とある昆虫関連のサイトを見ると、カマキリは卵から孵ると、まず自分の兄弟たちを食べる、つまり共食いをする、と書いてあった。
なるほど。例えば、蝶の幼虫のイモムシたちは、卵から孵ると、そこは普通餌になる葉の上だ。食べ物を探したり、掴まえる必要はない。植食性の幼虫は、ほぼ同じだろう。
肉食の幼虫でも、例えば寄生バチであれば、食べ物の中で孵化するのだし、
食を得るに困ることは無い。社会性昆虫の幼虫だと、働きバチやアリたちが面倒みてくれる。
しかし、カマキリは、孵化した直後から、誰も助けてくれない。と言って、まだ小さな幼虫にとって、他の昆虫を捕まえるのはそう容易ではなかろう。だから共食い。
私が疑問に思ったカマキリの卵鞘の大きさは、最初から共食い前提であるということなのか? 共食いさせるために、親はたくさんの卵を産んでるのだと思うと、ちょっとゾワゾワしますけど。
よく交尾の際にメスがオスを・・・なんて話題になりますが、生まれたときから殺し合ってきたカマキリからすると、何てことないんでしょうねえ。
以下、Yahooブログの全文転用。
ケネザサに、オオカマキリの卵。
珍しいものではないけれど、検索していたら産卵中のカマキリの動画があって、
ちょっと感動してしまった。しかし、思うのだが・・・大きさは4センチ程あります。高さも、横幅も。もっと小さいのを複数個所に産み付けた方が、危険が分散して生存率は高まるんじゃないのか? この卵に寄生する虫もいる。鳥も食べたりするそうだ。だったら、こんな目立つ大きさにする意味は何だろう?