まず最初に、今朝、ニュースをチェックすると、「宝塚市山中で登山の男性が死亡」という記事が目に飛び込んできた。NHKの動画を見ると、赤子谷ではないかと思われる。六甲山系の宝塚市域をよく紹介しているが、実は私は赤子谷にはほとんど行ってない。家からの往復がしにくいという理由が主ではあるが、正直、危険な箇所もあり、ちょっと厄介なルートでもある。
私が頻繁に徘徊する山のすぐ近くで起きてしまった今回の遭難について、この辺りの山が大好きな人間として、亡くなられた方に心から哀悼の意を表します。
さて、そんな赤子谷への尾根側入り口もある六甲全山縦走路の、甲子園大学~塩尾寺の舗装道路区間を、先週末にぶらりと歩きました。「塩尾寺道」と私が勝手に名付けている道です。
意外に花が少なかった。「ツツジ後、ウツギ前」といった感じの、ちょっとした空白期間だったようです。甲子園大学付近の住宅地裏では、ノイバラやスイカズラが見ごろではありましたが、山中に入ると、カマツカがほぼ終わっていたし、カナメモチやネジキはそれほど多くない区間だし、カキノキの花もまだでした。
そんな中、美しく咲いていたのが、コアジサイ。
小規模なヒノキ植林地の林縁です。すぐ近くの足元には、トウゴクシソバタツナミも咲き始めており、梅雨近しを実感させられました。
ま、とにかくこれからはウツギ(卯の花)が咲き乱れる塩尾寺道になります。テリハノイバラやミヤコイバラも咲き、アサギマダラにも出会えることでしょう。急坂を登ると暑さでへばってしまう時期でもあるけど、まだまだ楽しい季節が続きます。