自然観察つれづれ、およびフトボメリケンカルカヤ(?)
私は、「身近な自然」にこだわって、観察を楽しんでいる人間です。身近にいてくれる存在であれば、植物であれ、昆虫であれ、野鳥であれ、取り敢えず注目するという立場。正直なところ、コケとか、キノコとか、魚類とか、昆虫とか、非常に中途半端な知識の蓄積しか持たぬ分野も多いのが現状の難点ではあるけど、まあなんとか楽しくはやっております。
しかし、「身近」って、どれくらいの範囲が適切なのでしょうね? これまでは、半日で帰ってこれる場所に何度も通っていました。午前中に必要な用事を済ませ、昼食後に出かけて、日暮れまでに帰ってこれる範囲。3~4時間の活動で、帰宅後の写真整理が1時間くらい。時間的にも、体力的にも、私にとってはちょうど良い範囲でした。
ただ、同じ場所ばかりで新鮮味が無くなってきたのも確か。そろそろどこか目新しい観察場所を探さなきゃって思っているのです。夜、地図をみて、「ここかな~?」「いや、こっちの方が・・・」って考えるのは、とっても楽しい。
昨日は、記事にも書いた通り、武庫川の河口まで自転車で南下してみました。ウミアイサに会えましたし、通えば水鳥観察はより充実しそうです。また、私には海浜植物の観察経験がほとんど全くありません。昨日は、どこか適当な場所があればなと思っての、行動でもありました。しかし、私の身近な海(尼崎市から西宮市にかけて)は、すべて埋立地であり、人工海岸であります。そういった場所を定期的に観察するのも、楽しいかどうかは別にして、意味はあるでしょうね。
山の方の観察も、どこか探したいと思ってます。でも、停める場所がないので、バイクを買うという選択肢がないんですよねえ。これは痛い。六甲山の上まで公共交通で行くと、一日がかりだしなあ。一考、二考、熟考・・・
さて、昨日の河口往復では、こんな植物も見つけましたよ。
情報があまりないので、確実な同定とは言えませんが、たぶんフトボメリケンカルカヤでしょう。埋立地での自然観察となると、こういった図鑑に載ってない帰化種に苦しむ機会が増えそうです。そう思うと、ちょっと気が重い。