Nature Around Takarazuka

兵庫県宝塚市周辺の自然や、川柳などの雑記帳

残されし時間を思ふ荻の朝(川柳、その28)

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オギ 2019年11月12日 兵庫県尼崎市

 

 前回の記事で、ときどき猪名川水系を見るようになったと書きました。写真は猪名川の分流である藻川のオギ原。朝日を浴びて、本当に美しかったです。近所の武庫川水系では、この規模のオギ原はありません。眺めていると、心の底に疼くものを感じます。

 そんな猪名川水系でも、オギ原は減っているらしい。少し古い記事ですが、こんなのを読んでから、改めて藻川を見ております。

https://www.kkr.mlit.go.jp/inagawa/busi/information/pdf/18/shiryou05.pdf

 

 身近な自然を見て回っていると、あとどれくらい時間は残されているんだろう、と思わされます。それは、日本の在来の自然にとっての時間と、自分にとっての時間と、両方です。どちらも、出来るだけ長引かせたいものです。

 

残されし時間を思ふ荻の朝

 

 

 ところで、話は変わります。

 昨夜は、ヘンな時間に、ヘンな姿勢で寝落ちしてしまったせいで、妙な夢・悪夢ばかり見ました。真夜中に目覚めた際に思ったのだが、臨死体験をした人がよく見るというお花畑って、どんな花が咲いているのでしょうね? 何科何属の、何ていう花なん?

 尊敬する偉大な植物学の大先輩方が、多数既にそのお花畑の向こうに行かれております。きっと、同定作業は済んでいると思うのですけど・・・

 私自身は、冥土への道中では、お花畑よりも、こんな輝くオギ原を見たいなと願っておりまする。

 

死出の旅持って行きたい花図鑑