子供の頃、フィルムケースが大好きでした。
今の若い人は、見たこともないのでしょうね。検索すると、ケースだけで売っているので、今でも便利使いする人がいるようです。
当時、父に分けてもらって、小銭入れとして使ってみたり、旅行で海に連れて行ってもらった時に拾った小さな貝殻などを入れて眺めてた記憶があります。黒いケースもあったけど、やはり子供としては透明のケースが好きだったかな。
ある夏の日、私を刺した蚊が壁に停まってました。そのまま叩き潰すと、壁が汚れます。だから透明のフィルムケースを被せ、中に追い込んで、蓋をして、閉じ込めちゃいました。何日くらいそのままにして眺めていたんだっけ? 確か、空気穴だけは開けました。数日後、死んでケースの底に落ちてたのですが、よくよく見ると、小さな小さな数個の卵を産んでいたのです。水もないのに。その小さな卵が、とっても美しかった事が、強烈に印象に残っております。
さて、このところ、記事でもちょこっと触れましたが、蚊の名前を覚えようとしております。我が子供時代に閉じ込めたのは、ヒトスジシマカだったはずです。
オッサンの汚い手のひらが背景で申し訳ない。それに、この写真では、「ヒトスジ」の部分が写ってません。重ね重ね申し訳ない。
近所の某神社は、蚊が多くて難儀するのです。先日確かめたところ、この懐かしきヒトスジシマカと判明しました。
こちらは、行者山で私を刺そうとした不届き者。ヤマトヤブカであるようです。
とりあえず、現状で写真を撮ったのはこの二種類。あと、ヤブカ以外では、チカイエカを町中で時々見ます。アカイエカも、身近にいるはず。この辺りは、きちんと整理しておきたい。
しかしまあ、蚊だらけの場所で、蚊を写そうとするのは、大変です。軽く叩いて気絶させて、それで写すのですが、カメラの設定をしている間にも、次から次へと狙われてしまう。
本気でやるのなら、何か透明なケースが必要みたい。生きたままケースに閉じ込めて、家の冷凍庫に入れて動けなくしたのを、写すのがベストでしょうか。金を出してフィルムケースを入手するのは癪だけど、買っちゃおうかな~