今日は午前中から動き出し、まあまあ遠くまで自転車で行くつもりだったのだが、ぐずぐずしている内に出遅れました。電車で行くという手もあるんですが、自然観察なんて不要不急の外出の極みですから、そこは自粛。午後から、大阪府池田市の五月山へ行ってきました。もちろん自転車で。
思っていた以上に、家族連れで散策されている方が多くて、すれ違うたびにほっこりとした気分になりました。こういうのは自粛しなくていいと思うんだ。そりゃ、東京の高尾山みたいに大混雑してしまうと、感染の危険はあるかも知れないけど、そんな心配は無さそうな程度の人出でしたし。森の中で、家族であーだこーだ喋った事って、意外にその子の記憶に長く残るんじゃないかな。今は大変な時期だけど、こんな時にこそ心に刻まれる尊いものも生まれていると信じたい。
私自身は、そんな家族連れの邪魔にならぬよう、こそこそと山道脇の植物を見つめて帰ってきました。コクサギの花を初めて見たり、タニギキョウの開花の早さに気付いたり、ニワトコの花がほぼ終わってたのにがっかりしたり、ウワミズザクラの花の蕾にワクワクしたり。そして何より、ヤマザクラやソメイヨシノが美しかったです。
五月山は、我が家からちょうど自転車で一時間の距離。近いのにちょっと違う、という自然を、今年は何度か見に行くつもりにしております。