台風後、いつもの山道にて
台風19号の被害に遭われた方へのお見舞いと、救助・復旧に当たられる方々の安全を祈りつつの記事になります。
台風進路から遠く離れたわが町兵庫県宝塚市は、暴風域の一番端に少しかかる程度でしたが、それでも昨日は一日中かなりの風が吹いてました。私の感覚的な数字ですが、20m/s以上だった時間帯もありました。本当に大きな台風でしたね。近畿地方はずっと北風だったのですが、わが町は北側に山があるために、吹き下ろしになって、より風が強まった面もあります。とはいえ、台風の中心近くと比べると、微風みたいなものだったでしょう。ちなみに、雨の方は大したことなかったです。降り始めからの雨量で、50ミリ程度。
さて、今日は台風一過。近所の山の様子を確かめに行ってきました。普通、台風の後って、森の匂いが変わるんです。青葉が風で千切れ林床に散乱するから。しかし今日は・・・特に感じなかったですねえ。折れている木もあるにはあったけど、数えるほど。舗装道に落ち葉は散乱してましたけど、想定していた程ではなかったし。気温が低かったためか虫がほとんどいなかった他は、いつもの山道でした。
てな訳で、被害報告の記事を書こうかと思っての山歩きだったのですが、以下は普通の秋の山の植物報告になります。
秋らしく、キク科の花が目立つ山道でした。他にも、ノコンギク、セイタカアワダチソウ、シュウブンソウなど。
タデ科のイヌタデ、ハナタデもよく咲いてましたし、シソ科のイヌコウジュ、ヒメジソ、アキノタムラソウ、エゴマもありました。他には、ナワシログミ、ヤブマメ、返り花のモチツツジ、フシグロといったところ。
台風の恩恵と書くと被害に遭われた方に申し訳ないですが、枝が落ちていたので、普段は高い所にあって観察が難しいことが多いウラジロガシのドングリを、こうやって手に取ってみることができました。ありがとうね。
ネット等で大変な被害の様子を見るにつけ、当たり前であること、普通であることの有難みを実感します。近所の山は、ほぼ普通の秋でした。心よりの感謝を。