Nature Around Takarazuka

兵庫県宝塚市周辺の自然や、川柳などの雑記帳

Forests in Takarazuka(宝塚市の森林概況)




宝塚市大事典」(2005)より
Source: "Takarazuka Dai Jiten" (Encyclopedia of Takarazuka)


神戸、大阪に挟まれた宝塚市は昔から土地利用が活発であった。
そのため、人の手の入らない原生的な森林は全くなく、
人との生活、関わりの中で成立、維持されてきた
いわゆる里山の林が広く成立している。

宝塚の森林は
北部の北摂山地および西部の六甲山地に成立しており、
その面積は市全域のおよそ6割を占める。
北摂山地や六甲山はそれぞれ流紋岩花崗岩からなっており、
いずれも表層土壌の発達が悪く土地が痩せている。
そのため森林のほとんどはアカマツ林が占め、
谷筋などの土地条件の良い場所にはコナラ林が成立する。
その他、社寺に鎮守の森として残されたコジイやカシ類の照葉樹林
水田跡などの湿地に成立するハンノキ林、
材の生産を目的に植栽されたスギやヒノキの林、
砂防や住宅の斜面保護のために植栽されたオオバヤシャブシ林などがある。


60% of Takarazuka City is covered by forests, 
non of which are primeval.

The land is sterile and most of forests 
consist of Japanese red pine (Pinus densiflora).

Oak (Quercus serrata) forests grow where the land is rich.

There can also be found oak forests
(Castanopsis cuspidata, Quercus glauca or Quercus salicina)
that serve to protect shrines and temples,
alder (Alnus japonica) forests that grow in the marshes 
which used to be rice paddies,
Japanese cypress (Chamaecyparis obtusa) 
and Japanese ceder (Cryptomeria japonica) forests 
that were artificially planted,
and Obayashabushi (Alnus sieboldiana) forests 
that were planted on hillsides 
to protect them from landslides.