私にとっての自然の勉強法は、単純な作業の繰り返しである。山などで、見知らぬ植物を見つけたら、写真を撮る。帰宅後に、図鑑やネット情報と照合し、名前を確認。出来るだけその図鑑等の文字情報を記憶し、二回目に外でその植物に会った際には、改めて細部や、生えている環境をチェックする。そんな作業を地道に積み重ねると、数年で身近なものは、だいたい分かるようになる。
が、中には苦労する種もある。図鑑を見ても、ネット検索しても、どうにも分からずに投げ出してしまう。だいたいそういうのは、新規の帰化種が多いのですが・・・
近所の住宅地裏の山で、ときどき見かける、この葉の大きなつる植物。葉も茎も毛だらけであります。こんな特徴があるのだから、簡単に調べがつくと思ったのですが、難航しました。実のところ、数年前に一度、同定を断念したこともあります。今回、改めて調べ直し、野生化したキウイフルーツの実生かも、と思うようになったのですが、どうでしょうね?
実際、キウイが野生化している例はあるそうです。そして、成木のとは形が異なる幼木の葉が図鑑「樹木の葉」には載っていて、そっくりです。近くに、庭にキウイを植えておられる家があるのも確認できてます。場所的に、カラスなどの野鳥というよりは、イタチやタヌキなどの野生生物が食べて、糞をしたのかなって思えます。
最終結論は、成木になった時の葉を確認し、出来たら花や実も見てからになります。日当たりがそれほど良くないので、そこまで成長するかは分かりませんが。
まだ間違ってる可能性もあるけど、数年の疑問に目途がつくのは嬉しいものです。キウイのワインで、祝っちゃおうかな。
樹木の葉 実物スキャンで見分ける1100種類 (山溪ハンディ図鑑)
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