田辺聖子著「道頓堀の雨に別れて以来なり:川柳作家・岸本水府とその時代」
道頓堀の雨に別れて以来なり―川柳作家・岸本水府とその時代〈上〉 (中公文庫)
- 作者: 田辺聖子
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2000/09/01
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道頓堀の雨に別れて以来なり―川柳作家・岸本水府とその時代〈中〉 (中公文庫)
- 作者: 田辺聖子
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2000/10/01
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道頓堀の雨に別れて以来なり―川柳作家・岸本水府とその時代〈下〉 (中公文庫)
- 作者: 田辺聖子
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2000/11/01
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私にとっての川柳づくりのきっかけは、競馬川柳のラジオ応募であり、そもそもは古典落語の枕に出てくる川柳が好きだったり、武玉川や柳多留に魅了されたり、というのがあった。この事は、本ブログでも一度書きました。
実のところ、最初の頃は全くの自己勝手流で川柳を作っていて、ダジャレが多かったり、面白けりゃいいって感じだったのだが、ある頃から自分の作風を意識して変えました。川柳って凄い、本気で取り組まなきゃと思わされたからです。そんな私にとっての川柳づくりの転機が、田辺聖子さんによる岸本水府の評伝である本書。
恥ずかしながら、今、手元に本書がないので、具体的な内容には触れません。でも川柳を少しでもたしなむ方、また古い大阪の雰囲気を味わいたい方には、必読本だと思います。私も、もう一度読みます。いや、たぶん、二三度は読みます。
お聖さんの訃報に接し、無性に川柳を作りたくなっている自分がいます。素晴らしい本を、本当にどうもありがとうございました。ご冥福をお祈りします。
武玉川・とくとく清水―古川柳の世界 (岩波新書 新赤版 (791))
- 作者: 田辺聖子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2002/06/20
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そうそう、この二冊も、とっても良かった。また読もう!