わが近所の山には、タゴガエルが多い。先月あたりは、山の水場で、グォーグォーと鳴いているのをよく耳にしました
ただ、タゴガエル、ニホンアカガエル、ヤマアカガエルの三種はよく似ているので、私レベルの知識だと混同する可能性もある。だから、タゴガエルらしきのを見つけたら、時々捕まえて、チェックポイントの指先や腹部の写真を撮っておきます。一応これまでのところ、タゴガエル以外は見つけておりません。
しかし、カエルの腹部写真って、結構難しい。暴れますから。あまりしつこくやって、カエルを疲れさせるのも悪いですし。今度、ヌマガエルやツチガエルも、見つけたら捕まえて腹部を撮りたいのだが、素直に写させてもらえるのかどうか。
ところで、突拍子もない連想ではありますが、カエルをひっくり返しているうちに、五代目古今亭志ん生がよくやっていた「蛙の女郎買い」という小噺を思い出してしまいました。いろんなカエルたちが共に吉原に女郎買いに行くという噺で、カエルが人間のように立ち上がると、目が後ろについてるから・・・とのすっとぼけた味わいが魅力です。志ん生だからこそ、受ける噺でしょう。
上から二枚目の写真を撮った際、このタゴガエル君は、どんな世界を、どんな思いで見てたんだろうって思うんです。トラウマにならず、良き思い出として持っていてくれたら、私としては幸いなんですが、身勝手過ぎますかねえ。