Nature Around Takarazuka

兵庫県宝塚市周辺の自然や、川柳などの雑記帳

馬のこと風に訊くほどアホでなし(川柳、その6)

 Yahooブログから移行するにあたり、競馬関連はtwitterに分ける事にしました。でも競馬川柳は、こちらに書くことにします。書き残しておきたい事をブログに、報告しておきたい事をtwitterに、との方針からです。

 で、馬券が不調で外し続けると、心は川柳気分となります。今はちょうどその真っただ中。だから、競馬川柳も含め、複数作りました。

 

馬のこと風に訊くほどアホでなし

低山は無駄な自信を捨てる場所

屁を我慢恩に感じよそこの風

 

あと、短句も。

 

公民館に小鬼集まる

無人の寺に目の開いた像

 

 ところで、誰も興味はないと思うが、改めて経緯を書いておきまする。

 17~18年前頃、当時よく聴いていたラジオの競馬番組で、競馬川柳を募集していました。そこに挑戦してみたのが私の川柳づくりの始まりです。投稿した作品が読まれたり、褒めて頂いたりしたことで、調子に乗って今に至ります。

 そもそものルーツは古典落語。中高生の頃、古典落語の本をよく読んでました。高座を見たり聞いたりではなく、いわゆる速記本を読んでいたのです。枕として、川柳の出てくる噺がいくつかありますよね。それをとても楽しいと感じてました。

 それから、これも高校時代ですが、母が「武玉川」の解説本を買って読んでいたのを、借りて読ませてもらったことがありました。衝撃と書くとオーバーになってしまうが、凄く印象的で当時の心にしみ込んできたのです。後に古川柳もいろいろ読んで、江戸時代の名もなき庶民たちの言葉の世界に魅了されてしまいました。

 という訳で、川柳や雑排の世界に親しみを感じたのは古典落語や武玉川がきっかけで、自分で作るようになったのは競馬がきっかけ。川柳だけでなく、七七の短句も時に作るのは武玉川の影響ですし、短歌もどきを作るのは古典落語紫檀楼古木(したんろうふゆき)」などが元にあります。自分で作るのを狂歌としても良いのだけど、言葉遊びはあまりしないので短歌もどきとしております。

 競馬川柳以外の川柳を作り始めてからは、15年くらい経ちます。その間、ダジャレや時事を題材のも作りました。今後もそういうのを作るとは思うけど、身近な自然を句にすることが増えました。自分らしさを出せるのが、その辺りだと現状では思うから。

 自然を句にするなら俳句なのでしょう、本来は。ただ、俳句については全くの不勉強だし、根が理屈っぽい人間だから向いてないような気もしてます。将来的に、その辺りをどうするのか、自分でもよく分かりませぬ。まあ、長い目で気楽にやるつもり。